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喪主インタビュー⑥/宮若市在住のSさん

家族だけでゆっくりと彼女を見送りたい

森の庵:家族葬を選ばれた理由を教えていただけますか?

喪主Sさん:妻の病気と向き合う中で、大勢の人に見送られることよりも、家族だけで穏やかに別れをしたいというのが彼女の強い希望でした。

私自身も妻の気持ちを尊重し、無理のない形で静かに葬儀を行いたいと思っていました。
家族だけでゆっくりと彼女を見送りたいという思いが強く、家族葬という選択肢が最適だと感じました。
お世話になった方々には感謝していますが、妻の希望を最優先にして、できるだけシンプルで静かな送り方をしたいと思いました。

家族だけで静かに送り出したい

森の庵:家族葬を行うにあたって、どのような準備をしましたか?

喪主Sさん:家族葬を行うにあたって、まず妻の遺志を尊重することを第一に考えました。
彼女が生前から、家族だけで静かに送り出してほしいと言っていたので、それに基づいて進めることに。
最初に家族全員で話し合い、どのように葬儀を進めるか、誰を呼ぶかを決め、参列者はごく限られた親族のみとし、彼女が親しくしていた友人にも簡単な報告だけをしました。

次に森の庵と相談し、シンプルで落ち着いた雰囲気の葬儀を希望しました。
できるだけ形式にとらわれず、私たち家族が彼女と最後の時間をしっかり過ごせるように進行の時間にも余裕を持たせました。
妻が好きだった花を祭壇に飾り、思い出の品や写真も用意して、できるだけ彼女らしさを感じられる空間にしました。

また、妻の好きだった音楽を流したり、式の中で家族がそれぞれ彼女への思いを伝える時間を設けました。
大きな儀式というよりも、家族が彼女との思い出をゆっくりと振り返りながら過ごせる、温かい雰囲気にしたいと考えました。

準備は大変でしたが、森の庵のサポートもあり、私たち家族にとって最も落ち着いて彼女を見送れる形にすることができました。
妻の希望に沿った葬儀にできたと感じています。

私たちのペースで彼女に感謝の気持ちを伝えられた

森の庵:家族葬の進行中、特に印象に残っている出来事は何ですか?

喪主Sさん:家族葬の進行中で特に印象に残っているのは、妻が好きだった曲が流れたときのことです。
彼女がよく口ずさんでいた曲が葬儀の最後に流れた瞬間、家族全員が静かに涙を流していました。
音楽を聴きながら、彼女と過ごした日々や、病気と向き合う中での強さが一気に思い出され、胸がいっぱいになりました。
家族一人ひとりが、心の中で静かに彼女に感謝や別れを伝えているように感じられる特別な時間でした。

また、妻との思い出を家族で語り合う場面も心に残っています。
大規模な葬儀ではなかなかそういう機会は持てませんが、家族葬だったからこそ、形式ばらずにみんなが自然と話し始めました。
彼女の優しさや笑顔、どんな些細な出来事でも、その場では家族全員が共有して笑い合うことができ、その和やかで温かい時間が、妻の人柄を改めて感じさせてくれるもので、本当に心に残っています。

最後に、私たち家族だけでお別れをする時間もあり、誰に気を使うこともなく、家族全員が彼女との最後の時間をゆっくり過ごすことができたのは、家族葬ならではの良さだったと思います。
形式的な進行ではなく、私たちのペースで彼女に感謝の気持ちを伝えられたことが、本当に大きな意味を持っていました。

本当にリラックスして、彼女とのお別れに集中できた

森の庵:家族葬を終えて、どのような感想を持たれましたか?

喪主Sさん:家族葬を終えて、本当に良かったと感じています。
妻が望んでいたように、静かで穏やかな形で送り出すことができ、私たち家族にとっても、無理なく彼女との最後の時間を過ごすことができました。
大きな葬儀だと、どうしても慌ただしさや形式に追われてしまい、心から故人に向き合う時間が限られてしまうことがありますが、家族葬ではその心配がなく、本当にリラックスして、彼女とのお別れに集中できました。

特に、家族一人ひとりが自然に彼女との思い出を語り合う時間があったことが、とても温かい記憶として残っています。
形式に縛られず、家族それぞれのペースで感情を整理しながら過ごせたのが大きかったです。
あの静かで心温まる時間は、私たちにとっても大切なものであり、妻もきっと満足してくれていると信じています。

葬儀後、家族全員で振り返る時間を持ったときにも、みんなが『これが一番彼女らしい送り方だった』と感じていました。
親戚や友人たちからも『とても温かくて素晴らしい葬儀だった』と感想をいただき、森の庵の家族葬を選んで本当に良かったと改めて思いました。

静かで温かい雰囲気の中で妻を送り出せたことが、私たち家族にとって大きな慰めとなりました。
心の中でしっかりとお別れができたことで、悲しみだけでなく、感謝の気持ちを持って彼女を見送ることができました。

家族全員でしっかり話し合い、何を大切にしたいのかを共有すること

家族葬を考えている方へのアドバイスがあれば教えてください。

家族葬を考えている方へのアドバイスとして、まず最も大切なのは、故人の意思を尊重し、家族の気持ちを大切にすることです。
森の庵の家族葬は、大規模な葬儀とは違い、形式にとらわれず、自分たちが本当に納得できる形で故人を送り出せる良さがあります。
そのため、まずは家族全員でしっかり話し合い、どのような葬儀にしたいのか、何を大切にしたいのかを共有することが重要です。

もう一つ大切なのは、準備の際に葬儀社にしっかりと自分たちの希望を伝えることです。
森の庵の家族葬では、自分たちらしい演出や細やかな要望に応じてもらいやすいですし、例えば好きだった花や音楽、写真を飾るといった個別のアレンジもできます。
私たちも、妻の好きだったものを取り入れて、彼女らしさを感じられる雰囲気を作りました。
森の庵に相談することで、イメージしていた以上に柔軟に対応してもらえることも多いので、遠慮せずに希望を伝えることが大切です。

また、家族葬は小規模な葬儀なので、誰を呼ぶのかを早めに決めておくこともポイントです。
私たちの場合も、親族と親しい友人だけを呼び、親密な雰囲気を保つことで、気を使うことなくゆっくりとお別れすることができました。
参列者が少ないからこそ、個々の思いをしっかりと伝えられる機会が持てます。

そして、葬儀後の時間も大切にしてください。家族葬は、故人との静かな時間を過ごすことができるので、葬儀後に気持ちを整理するための時間が自然と持てることも利点です。無理に感情を抑えたり、急いで元の生活に戻ろうとする必要はなく、ゆっくりと気持ちを整えながら新しい日々を迎えることができます。

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